【留学生活】留学中に実感した、スティーブ・ジョブズのあのことば
(ソース:matt buchanan [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons)
こんにちは、イギリスのシェフィールド大学に留学中のEMMAです
こちらはクリスマスまで1か月をきり、街がどんどん華やいでいます!
(↑シェフィールドのクリスマスマーケット)
さて、みなさんスティーブ・ジョブズの
「You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると 信じなければならない。」
という言葉は知っていますか?
私はこれまで何度か耳にしたことはあったのですが、いまいちぴんと来ていませんでした
ですが、留学してから「あ!こういうことか!」と実感する(まさに合点がいく)ことがあったのでシェアしたいと思います!
まず、私にとってジョブズのいう「点」とは
「ファッション・美術・ライフスタイル・LGBT*」です
私は小学生のころからファッション雑誌を読むほど、ファッションに強い関心をもっていますし、日本の大学では美学美術史研究室に所属しています
また、YouTubeやPodcastでプロダクティブな生活を送るためのライフスタイルチャンネルをチェックすることが大好きです!
そして、日本でもこちらに来てからもLGBT*に関する授業を受講しています
(↑オランダの美術館にて修復中の≪夜警≫)
一見すると、一貫性がないですよね…!?
ですが、部屋の掃除中に「私、美学美術史研究室なのにどうして日本でもイギリスでもLGBT*関連の授業を選択してるんだろう…」と考えていたら…
ふと、これらの「点」は「アイデンティティ」という「線」で結ばれていることに気がつきました!
つまり私にとって…
ファッション=自分のアイデンティティを服装によって表現する
芸術=多くの場合、芸術作品はアーティストのアイデンティティの成果物(肖像画は特に)
ライフスタイル=その人の人生、アイデンティティを形成するもの
LGBT*=ジェンダーアイデンティティに関する問題
というように、すべてアイデンティティが核心にあったのです
さらに掘り下げて、「なぜアイデンティティにここまで強い関心があるのか」も考えてみました
私は小さい頃はクラスの中心にいるような子でしたが、小学生と高校生のころに転校したこともあって「いかに目立たなく、浮かないように学校生活を送るか」を無意識のうちに考えるようになりました
遠い昔に「目立ちたがり屋」と言われたこともどこか気にしてたのかも知れません
また、単純に全校生徒が同じ制服・見た目で集団行動しなければならない閉塞感も
苦手でした
自分らしくありたいけれど、できない。
幼少期からそのジレンマのようなものが存在し続けたことが、「アイデンティティ」へ私の関心を強くひきつけたのかな、と思います
こじつけのようにも思われるかもしれませんが、少なくとも私はこれに気がついた瞬間、「だから私はあの時こうして、今ここにいるんだ」と納得できました
そして、これからの人生、就職や人間関係で様々な選択をしていく際にも
「アイデンティティ」が私の中のキーワードであり、
「自分らしくいられるか」ということが選択の軸のひとつではないかと思います
(↑ウィーンの公園。オーストリアは自分らしく生きている人が多い印象を受けた国のひとつです。多くの人が公園やカフェでのんびり時間を過ごしていました。)
ジョブズの言うように、「線」は自分で未来を想定して描けるものではなく 過去を振り返ってみて初めて、いつの間にか描かれていたことに気がつくのでは ないでしょうか
みなさんにとっての「点」と「線」は何ですか?
今年1年(もしかしたら2010年代全て!?)を振り返る意味でもぜひ考えてみてはいかがでしょうか
Reference: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Steve_Jobs_with_the_Apple_iPad_no_logo.jpg